☆仮の会計報告など
会計報告はまだ手間取っています。
たいちょーが一人でなんもかも抱えてたンで帳簿のミスがそこらじゅうにあって……というわけではないそうで(若干の計算違いはあったそーですけどね)、年度ごとの収入・支出ならとっくに出せる状態なのです。
なぜそれを載せないかというと、単純な収入・支出を出しても、現在の会計制度上はあまり意味が無いからです。
つまり、いまのシステムだと、(経費に対して前払いの形になっているわけですから)隊員数が増えた分だけ単純収支を表面上黒字化してしまうからです。
で、実質の収支……つまり収入と経費の実質上のバランスをなんとか算出し、それと併記する形で発表しようという方針なのですが、とにかくこの実質収支がいまの会計制度だと明瞭にでない。人外協の支出というのはつまりは毎月の発行物の製作費(コピー代)と郵送料ですが、それ自体かなりのばらつきがあるのは皆さんお気付きのとおりです。本紙のページ数自体がかなりの幅で月ごとに変動しますし、地方支部紙などはまるきりの不定期刊行だからです。それらに伴い郵送料も変動します。さらにいえば隊員数も月ごとにかなり変っていきます。
とはいえ来月こそはようやく、月々の実質収支を、1人当り月額隊費=2000円÷12=約167円と各月経費÷在籍(隊費を払っている)隊員数の差額という形でお知らせすることができそうです。(だけど繰越黒字または赤字の実質的な金額はどうすれば出せるんだろう? ああわからん……)
とりあえず今月は、概観のため参考になりそうな値を提示しておきます。(中村会計、御苦労様でした。もうひと頑張りですね……)
1990年5月〜12月の経費合計:¥196964円
それを期間に対応する隊費金額(2/3年分、¥1333円とする)で割ると、その支出をまかなうのに必要な隊員数がでます。計算するとそれは147.8人
。実際の隊員数がそれより少なければ赤字、多ければ黒字です。そして、在籍隊員数は月々増加してますが、5月18日付名簿で126人、12月15日付名簿で153人。(家族入隊のため払う必要の無い隊員数ははぶいてある)
おそらく若干の赤字体質だと考えられるわけです。
とはいえ現在の残高は、12万円余りあります。すぐに窮乏することはなさそうですが、これには黒字だった時代の累積だけでなく、隊員増による「前借り効果」によるところがかなり大きいわけです。また去年と同様、隊費切り替え者が集中する8月には、現在よりずっと現金残自体も減ることになるでしょう。
☆実質赤字だとすれば……
だとすると。いつかは値上げしなくてはならない、ということです。
金銭的には必ずしも急がなくていいかもしれませんが、別の理由から、隊費の制度変更を近々にしたいと思っています。
その理由というのは、いままで述べたように、現在の決算制度だと実際の収支も累積もわかりにくすぎる、ということです。昨年末以来、小規模サークルだった時代のままの事務処理体制を見直しつつあるわけですが、この決算制度もできるだけ早く合理化しないと、財政状況の実態把握が困難なままになるのです。
また、その際、わたし(岩瀬)は、新制度では年会誌を全員配布とし、そのコストも含めるようにした方がよいと思うので、そう提起したいと思います。
その理由は、
ということです。
実は、1月の大阪支部例会で、これらについて一度話合いがもたれ、いちおうの原案がつくられました。以下に、それを基に煮詰めた試案を載せます。切り替え方法など中々ややこしいし、またどんな新制度にせよ切り替え方法にせよ1長1短がありそうですので、全国の隊員にぜひご意見・ご希望・アイデアをお聞かせいただきたいです。また新隊費に年会誌コストを組入れて全員配布にするという案への賛否もしりたいです。どうかよろしくお願いします。
☆新制度及び切り替え方法試案
1.新隊費では決算月を年2回とすることによって、実質的な財政状況を簡単にみてとれるようにする。ただ、新入隊者への入隊月による不公平をもなくしたいので、以下の様な制度とする。
仮に決算月を1月および7月とすると、入隊月が3月〜8月の隊員(有効最終月なら2月〜7月の隊員)は7月決算隊員、入隊月が9月〜2月の隊員(有効最終月なら8月〜1月の隊員)は1月決算隊員となる。なお、1月決算となる新入隊員は前年8月から入隊月までの甲州画報をすみやかに送付される。7月決算となる新入隊員は入隊年の2月以降入隊月までの甲州画報をすみやかに送付される。
2.旧制度から新制度に切り替える際、切り替え月によってどうしてもある程度の不公平が既存隊員間に生じてしまう。それをできる限り減らし、また切り替えに際しての事務を担当者が許容できる範囲の繁雑さにおさめるため、以下の様な制度とする。
仮に、新隊費を3600円とする。また、仮に、新隊費の発効月を8月とする。会費の有効最終月が7月までの隊員は、今年の7月まではいままで通り2000円を隊費として納める。有効最終月が今年8月から来年1月までである隊員は、すべて1月決算隊員となる。1月決算隊員は、継続の意志ある場合は有効最終月の頃に3600円を支払う。これは1993年1月まで有効とする。(この場合は切り替え月が8月に近いほど事実上得になる。もっとも得な8月切り替え者は切り替え後最初の1年半だけは1年分の隊費でよいということになる)有効最終月が来年2月から来年7月までとなる隊員は、同じく3600円を支払うと同時に7月決算隊員となる。これは1993年7月まで有効となる。(この場合は切り替え月が2月に近いほど得になる)
なお3600円を支払った隊員は年会誌「こうしゅうえいせい4(3ではないことに注意)」を受取る権利を有する。
2.の別案:なお、切り替え後に支払う隊費を月割にして当初の起算月ごとに金額を変えれば、入隊月の偶然による切り替え時の不平等は大幅に減る。ただしこれは、切り替え時の金額確認を各自にしてもらわなければならないので、入金ミスが起こりやすい。隊員側も繁雑だし、入金ミスが起こった時の訂正事務が大変になる可能性がある(ちなみに個別の金額通知自体は純機械的に処理できるので簡単、とのことである)。
☆試案における仮の新隊費発効月・決算月・金額について
試案では、新隊費の発効月・決算月・金額もいちおう(仮にとのことわりをいれて)提示してあります。もともと試案なのに<仮に>と重ねていうのも変な話ですが、ようするに、試案の制度的な部分よりもなお流動的だ、ということです。
ただ何の根拠もなく示した数字ではないので、いちおうの根拠を以下に述べておきます。
まず、発効月と決算月(の1方)は一致させないと事務上の繁雑さが無用に増すので、一致させるべきだろうと思われます。
一般にならって3月・9月決算としてもよいのですが、試案でそうしなかったのは、発効月を今年の日本SF大会……つまり「こうしゅうえいせい3」発行予定月の次月としたかったためです。発効月は少なくとも「こうしゅうえいせい3」発行以降でないと、切り替え手続きが繁雑さを増しそうなのです。
金額については、1月大阪支部例会ででた原案をそのまま試案につかいました。
ただ、その後だされた中間会計報告をみると、思ったよりも残金が多く、累積黒字も思ったより多いと思われますし、覚悟していたほどには現時点での実質赤字幅も大きくないので、もう少し引下げてもよいかもしれません。無用に黒字をつくっても意味がありませんし、合理的な会計年度さえ取入れておけば、見通しが狂って再度値上げが必要になっても、ずううっと楽にできますから……。
また、高低いずれにせよ、新年会費は12で割りきれる数にしておいた方が、実質収支を簡単に試算できてよいでしょう。
できるだけ整理して書いたつもりですが、読返すとやっぱりまだまだわかりにくい。困ったもンです。申し訳ありませんが、なんとか解読して、意見を隊長または編集までお寄せください。重ねてよろしくお願いいたします。