「科学者たちのまじめな宇宙人探し -文明への責任-」
  立風書房 lSBN4-651-74508-3
 科学現場におけるSETIと地球外生命についての分かりやすい解説書です。地球外生命に電波を送る・受ける、これはつまりどのような事で何が必要なのかがこの本一冊で理解できてしまいます。
「最新・地球外生命論」
  学研 最新科学シリーズ21
 これもSETIの解説書です。最新情報が載っている点も魅力ですが注目すべきはSETIに否定的な科学者の意見も対等に扱われていることでしょう。こうした反論の存在によって我々は類書ではあまり目にすることのない観点からのSETIの問題点やSETIの意義を再確認することができるでしょう。
 
「宇宙生物学とET探査」
  大島泰郎者  朝日文庫
 本の裏表紙の記載には「地球の外にも生命は存在するか? もし生物がいればその特徴や形は? どうすれば高度な文明を持つ宇宙人と交信できるのか? 宇宙科学と遺伝子工学の急速な発達で、ET探査は一段と現実味を増していた。生命の起源や惑星探査の内容を示しつつ、第一線の研究者が宇宙生物学を楽しく紹介。」とありますが、First Contact Simulation の手順そのままのような内容の本です。地球における進化や生命に関する話から始まり、地球外生命の可能性、太陽系の生命探査の実例(バイキングの実験など)、地球外文明の予測と接触方法、人類の未来について、と進んでいきます。著者は現在東京工業大学生命理工学部の教授で、読みごたえのある一冊です。
「宇宙人はいるだろうか」
  水谷仁著  岩波ジュニア新書116
 オズマ計画から話を始め、恒星の種類、太陽系における惑星の話、生命の発生と生存条件、進化と話を進めていき、最後にNASAの宇宙人との交信(SETI)でまとめています。ジュニア新書なので表現が平易で読みやすい上に、FCSの基本的な知識について一通り触れられているので、一読して損はないとおもいます。逆に突っ込んだ議論をしていないので、不満に思う人がいるかもしれませんが。
 
「銀河旅行、銀河旅行 PART II」
  石原藤夫著  講談社ブルーバックス
 現在の科学技術の範囲で考えられる恒星間飛行の方法と可能性について解説されており、宇宙船の推進方法や航法を考える上で絶対に見逃せない内容と成っている。「銀河旅行」では現在の推進システムから核融合パルス推進の近未来のシステムが解説されており、「銀河旅行 PART II」では中未来の技術として核融合から恒星間ラムジェット、遠未来の技術として反物質からブラックホール、ホワイトホールを利用した夢のシステムが解説されている。また、巻末には宇宙船の推進に関する理論や公式がわかりやすくまとめられている。