強行! 出張宴会

 食物とお笑いしかない大阪の人間からは、変な奴等、と言われつづけたここ名古屋支部が、遂に、そう、遂に、大々的に宴会を開く!
 その時、我々名古屋支部は、大阪の腰巾着、という状況から独立を宣言するであろう。いまこそ我々の立上がるときだ!!
 大阪の人達よ、我々がどのような挑戦でも受ける用意が有る。そして東京の仲間達よ、声援に来て欲しい。我々の自由と正義を守ろうとするこの熱き心を変えさせることはできないのだ!
 さぁ、貴方も今こそ外道な大阪と縁を切り、新天地名古屋での宴会を盛上げようではないか!
 誰にも、地方宴会とは言わせない。

 集え若人、未来は明るい。

青年人外協力隊名古屋支部出張宴会日程

  1. とき−平成元年4月23日
        第一次宴会 14:00〜
        第二次宴会 18:00〜
  2. 場所 第一次宴会 ナゴヤスナック
        第二次宴会 知加羅名古屋店
  3. ゲスト 谷甲州(交渉中含む

名古屋宴会レポート

事の顛末

猪塚[秘書室長]慶彦

貴女が支部長 もはや、とどまる事を知らない我々は、とうとう独立を強行してしまった。
 その記念すべき第一回の例会、「ナゴヤスナック」に私は30分ばかり遅れていったため、「これは『名古屋茶会事件』として皆の記憶に残るだろう(陰山隊員談)」といわれる「任命の儀式」に参加できなかった。報告できないことをとても残念に思う。
 そのような中で、今後の「人外協」の在り方、支部の在り方、等白熱した議論が交わされたが、大筋のところは”今までと同じ”という誠にええかげんな結論で合意に達した。ただし、今後支部長は女性で統一するということと、支部毎に入隊募集が出来るということは特筆しておかねばならないだろう。
 一部に暑いという声があったため、止む無く17時頃地下街に逃げ込む。
 自由時間が与えられてもSFファンは群れたがるという習性が確認された。
 2次会「知加羅」に行くあいだに、名古屋駅周辺の名物「大名古屋ビルディング」と「ナナちゃん人形」を見学する。ここで原田隊員と米田隊員が奈良へと帰っていった。
 2次会では DAINACON EX の実行委員長まで来たが、それでもあいも変わらず「人外協の宴会」であった。
 この席で、陰山[空の要塞]隊員の役職名が隊長の鶴の一声で却下され、なおかつ「隊長の権限」で、陰山[却下]琢磨という新しい役職名を得たような気がする。
 また、役職名の決っていなかった井元隊員も[でいぶ]の一声で、[本箱]の役職名を貰ってとても嬉しそうであった。
 まだまだ飲み足りない我々は、「知加羅」から3次会へと「櫓茶屋」え突入した。
 しかし、大阪陣営は、帰りの刻限が近付いていたため、食べるだけ食べて怒濤のごとく帰っていった。そして井元[本箱]隊員も大阪陣営と前後して東京へと帰っていった。
 そして残るは DAINACON EX の連中を含めた7、8名である。
 皆アンニュイな気分であったため、次回の例会の日時を決めるだけで精一杯であった。
 [でいぶ]のお友達が余りにも静かであったのがとても印象的であったが、よく考えてみるといきなり初対面ではあれが普通であって、[でいぶ]や細野[副隊長補佐]のほうがおかしいのでは、という気がした一夜であった。
 宴がおわり、DAINACON EX の連中は編集会議と称して夜の町に繰出していったらしい。
 これが事の顛末である。



第二回名古屋支部例会レポート

磯崎[めしたき]加代子

OUT DOOR から一週間が過ぎた五月一三日(土)

 滋賀県からトロトロと走る JR に乗ること2時間半。名古屋例会に行ってまいりました。
 右も左もわからぬゆえ、木村[でいぶ]支部長に来てもらい、集合地点のナナちゃん人形へと向かいました。
 着いてビックリ。いやもう何が悲しゅうてあんなにでっかい人形をぶっ立てたのでしょうか!? ……さすが名古屋だ。
 すでに隊員4人(陰山[却下]、中村[不明]、山川[宇宙軍広報部長]、五藤[宇宙軍広報部長補佐心得])の姿があり、先に来ていた米田[HAL米田]、細野[副隊長補佐]両隊員は筆記用具を買いに行っているとのことでした。二人がなかなか帰ってこなかったというアクシデントはあったものの、総員8名がそろった4時には一次会場の「喫茶シャルマン」へと移動しました。ここで、開口一番、「ゲンコー下さい!」と叫んだのが大阪支部長となった米田さん。
席に付くなりお絵描き大会となってしまいました。この他、先日の OUT DOOR の写真も出て、なごやかな雰囲気のうちに早6時。
 二次会の会場「酔虎伝 錦店」は道をはさんだ向い側。「あっ!」と言う間に宴会へと突入してしまいました。
 今回の見ものはやはり木村[でいぶ] VS 陰山[却下]のにらめっこでしょう。陰山君が「お兄に似ている」と言うだけあって一歩も引かんのですよ、[でいぶ]ってば。
 「腕ずもうだって勝てなかったけど負けもしませんでしたよ!」と、ムキになって言張るところはエレナかレティでございます。
 さて酒も進んでボルテージが上がってきますと、みかんせいだった「降服の儀式」の歌詞がものの見事に出来上ってしまいました。(ホラホラ、21日の宴会で歌っていたアレですよアレ!!)
 そうこうするうちに(土屋、鬼頭[通りすがりのファン]、猪塚[秘書室長])の3人が加わり、座るところも無くなってきたので、場所変えすることになり、外へ出たので、私と中村隊員は帰ることにしました。他の全員が見送ってくれるというので、名古屋駅へ向かうことになったものの、これがなんと1台しかないバンに隊員が「11人いる!」の世界。
ギュウ詰めで全員が乗り込むや、「コンバット」のテーマ曲を大声でがなり出し、気分はもう「出撃ー!!」とゆー騒ぎっぷり。おまわりさんに見つかったらどーすんのよ。とゆー私の心配をよそに、無事駅の近くに着いてホッとするのもつかの間、お見送りの「日本!チャチャチャ」が待っていたのでした。
 ……で、我々は帰宅しましたが、他の連中は「出撃!」の後だけに、一人二人は「特攻」してしまったのではないかと思われます。
 ……後日[でいぶ]の手紙によると、11時過ぎまで飲み歩いたとか。
 こらぁ!! 名古屋の男ども! 両親と同居している年頃の娘を終電に乗り遅れる時間まで引きずり回すんじゃーない! 親は心配して泣いているぞ。
 宴会に出ようとするたびに親の視線が、ブリザード、なんてことになったら、あんまり悲しいじゃないの!!
 やっぱりお酒は明るく、楽しく、飲まなくちゃ。
 あーそれにしても名古屋は遠かった。
 名古屋まで行って参加した人たち、お疲れさま。
 そして毎度、、大阪まで出て来てくれる皆さん、本当にご苦労さまです。今回自分で行ってみて、苦労(旅費)が身にしみてしまいました。
 レポーターは、今回の出費でまたまだビンボになってしまった磯崎[めしたき]でした。


第四回名古屋支部例会レポート

杉山[人民のカブちゃん]安子

7月9日日曜日、雨の降る中、第4回名古屋例会は行われました。

 3時ジャストにナナちゃん人形の下についてみるとまだだれもきていなかった。選挙のビラを配るおばちゃん達の声を聞きながら突っ立っていると木村[でいぶ]支部長と細野[副隊長補佐]隊員がつれだってやってきた。少し後に今回のニューフェース、浅野嬢[別名二十歳の OL]があらわれた。
 あいさつなどを交わしているうちに、山川[航空宇宙軍広報部長]隊員と当麻[ガメラ]隊員がそろってやってきた。続いて大阪勢の阪本[隊長]、米田[HAL米田]、岡田[桃太郎侍改めスイカ太郎]、岩瀬[従軍魔法使い]、陰山[空の要塞]、中村[不明]、猪塚[秘書室長]各隊員、小森康正氏がぞろぞろ集ったので、 栄のシャルマンへ。そこで細野隊員と猪塚隊員のお誕生会が行われ、プレゼント、ケーキが出された。そこで浅野[おちゃめがえし]陽子隊員と小森[ナニソレ]康正隊員となった。
 ではそろそろ二次会へということで、お向いの酔虎伝へ行くとなんと休みで、道路にたむろしてもようがないので酔虎伝のドアに貼り紙をして、二次会の場所をしゃるまんの隣のビルの「つぼ八」に変更した。移る途中で五藤[航空宇宙軍広報部長補佐心得]隊員が現れ、つぼ八での二次会が始った。今回体調が良くなかった私は、アルコールはやめてジンジャエールを飲んでいた。
 始ってしばらくして、鬼頭[夢見るエンジニア]隊員(でいぶ注:酔った勢いで入隊申込書にサインさせられていた)が現れたそうだが、一番奥に座っていた私は、後日[でいぶ]に聞くまで知らなかった(すみません)。
 そして、いつものように宴会が繰広げられた。
 二次会が終って名古屋駅に着いたところで皆は三次会に行くことになり、私は帰ることにした。わざわざ、「じゃあ私はこれで帰ります」などとあいさつしたものだから、ばんざい三唱と“日本チャチャチャ”の合唱を背中にあびながらうつむいて逃げるはめになった。今度から絶対にアルコールで理性をマヒさせておこうと心に決めた。

名古屋支部長からの追伸

* 今日の例会のためにメッセージを下さった山口支部、磯崎隊員、強制メッセージに参加してくださった体調、北海道支部(当日は間に合いませんでしたが)、甲州先生、東京支部の方々、本当にありがとうごさいました。おかえで大変たのしい例会になりました。またとんでもないことを言い出すかもしれませんがよろしくおねがいいたします。


11月例会レポート

中村[不明]孝

平成1年11月11日、

 「さあ、みんな元気に最後のナナちゃん人形しようゼ!」というわけで人外協の名古屋支部例会が行なわれた。「別にナナちゃん人形がとり壊されるとかそーいうわけではありません。ただ、たんにそろそろみんなシャルマンまでの道を覚えてくれたんじゃないかと思ったわけです」とのことで、名古屋支部名物(?)「ナナちゃん人形の前で添乗員待機」が今月で終りになるのである。

 しかし名古屋駅前はにぎやかであった。アンケートのお姉さんがいる。PRのタバコがくばられる。むこうではティッシュをくばっている。献血のお誘いはある。(ちなみに五藤隊員は、アンケートに答えてテレカをもらい、なおかつ献血までしていた)
 ナナちゃん人形の足元に集まったのは、中村[不明]、五藤[宇宙軍広報部長補佐心得]細野[副隊長補佐]、山川[とりあえずヒデヨシ]、猪塚[秘書室長]、阪本[ふろや]の各隊員と新入隊員の後藤氏(後に役職名が[シリアス]と決った)であった。ナナちゃん人形の足元で恥かしくも記念撮影の後、一次会の会場であるシャルマンへと向かった。

 シャルマンではいつもの通り話がはずむ。先日出版されたヴァレリア4について、
  「おい、ジョーズの性格がだんだんと陰山さんに似てきたと思わんか」
  「そうすると、レティは一体なんだろうな」
  「しかし、ジョーズに結婚式の司会ができるのだろうか?」
などなど。

 シャルマンを出て、二次会のつぼ八に移動。ここで後藤[シリアス]隊員が帰る。予約をいれていなかったために席が狭い。つぼ八から木村[でいぶ]支部長、小高嬢(木村の友人)、鬼頭[夢みるエンジニア]隊員が参加。いかん、隣り席の方がにぎやかである。人外協の宴会らしくもない。
 木村支部長は、当麻隊員から「ヴァレリアの4が出てるよ〜」と聞いた翌日に本屋で問い合せたが、「まだ出てません」といわれ、いまだに入手していないとか。やはり取り寄せが基本」なのだろうか。

 鬼頭隊員が、東京に転勤するということである。お祝いに、役職名を[不死身のエンジニア]に変更する動議が可決された。「第二土曜日は名古屋に帰ってきてね〜」と支部長からありがたいお言葉があった。
 結局、陰山隊員は名古屋支部例会に参加できなかったようである。これで、他地方からの名古屋支部例会パーフェクト参加記録がとだえてしまった。
 二次会終了後、タクシーで名古屋駅近くまで戻る。私、五藤隊員、小高嬢の三人が別れ残りは三次会の白札屋に向かった。

 11月の14〜15日、

 私が仕事で名古屋に来るということで、突然「中村さんが名古屋に来るのでとにかく飲み会」が14日に行なわれることが決ってしまった(おいおい三日後だぜ)。う〜む。かくして今年もすぎていく……




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