CONTACT Japan

Proceedings of CONTACT Japan 1 Vol.3
Dr CONTACTのQ&A

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Q.プログレスの配布は、ニフティの場合メイルで送られるのでしょうか?
A.参加者全員、サポート参加のみの方も含めて印刷したプログレスを郵送します。希望された方にはNIFTYのe-mailでも送りますので、希望される方は事務局までお申し出下さい。 (ただし、文章部分のみで画像原稿は含まれません)
Q.本誌に時々でてくる「パティオ」ってなんですか? なにか通信関係のようですが。
A.パティオというのはネットワーク通信のNIFTY-Serveのシステムのひとつで、パスワードを教えられた会 パティオへの参加の仕方は以下の通りです。
  NIFTYのトップメニューより「1.サービス案内・検索」を選択、サービスメニューより「14.パティオ」を選択。 * 1.ご案内  2.サービスに入ると、表示がでますので>の後2を選択。 *>2 * ID (改行のみ:自分のパティオ) * :KGH04224←ここでパティオ開設者のIDを入力*パスワード *CONTACTJ ←ここでパスワードを入力初めての方はここで会員登録をするか尋ねてきますので名前(ハンドル)を登録してください。
*welcome to PATIO *  *番号 発言(未読)
  最新  会議室名 * 1   +++ (  *)  MM/DD   CONTACT JAPAN ONE の表示がでれば、あなたもパティオの仲間。メッセージの読み書きも自由自在です。 (^_^v CONTACT Japan 1
Q.NIFTYなどのNETへの参加方法などを知らせて欲しい。
A.最低限通信に必要な器材はパソコン(もしくはワープロ)、モデム、電話回線、通信ソフトです。その外にもあれば便利なものはいろいろありますがとりあえずはこれで通信できます。
 ホストヘの参加方法はそれぞれによって異なりますが, NIFTYやPC−VAN、Peple他大手ネットではいろいろな雑誌などに連絡先が有りますのでそれを参考に連絡してみてください。モデムなどを購入すると多くの場合案内が入っています。
Q.ゲストの方達のパネルとかないのでしょうか?
A.今回は予定していません。
  CONTACT Japan 1ではゲストも一般の参加者もまったく同じように地球人側、異星人側のチームに別れて企画に参加していただきます。今回予定している企画はこれ一つだけですのでパネルなどはありません。
 将来もっと通信などで時間をかけてCOTIなどに取り組むようになれば設定発表や講演、パネルなどいろいろな企画も有り得ると思います。
Q.寝かせてほしい
A.企画は21:00で終了し、通夜企画はありません。21:00以降は自由時間ですから、他の参加者や一般のお客さん(会場は貸しきりではありません)の迷惑にならない限りなにをしていただいても構いません。ただし翌日のスケジュール(特に二日目は食事時間を含めて12時間企画があります)を考えてなるべく早い目に就寝されることをおすすめしま す。
Q.ファーストコンタクトは実施されるのか。設定だけで終わることはないのか。
A.  CONTACT Japan 1ではコンタクトまで行います。分科会での討論もコンタクトに合わせて進めるスケジュールになっています。
 アメリカでは長期にわたって設定を行っているために、コンベンションではそれぞれの分野での設定発表や設定の一部を決定する場合が多いようですが、今回は日本で初めてのFCS専用コンベンションですので地球人、異星人の設定から双方のコンタクトまですべてを行います。
Q.地球の時代設定は、相手異星人の設定と同じく参加当日になるまで未定なのか。 HAMACONのFCSの様に[前提]は組織から決定されると考えていいのか。
A.基本的な事項はすべて全体討論で決定します。異星人が存在しコンタクトを行うために地球から目的地へ向かう、コンタクトの目的は(結果はどうなるでしょう)侵略ではないなどといったFCSの前提を外さなければ自由に決められます。
Q.全体ミーティングの前か後に、グループ対抗のレクリエーション的なゲームをやってみてはどうでしょうか。タイムスケジュール的に難しいかもしれませんが、初対面の人が多い場合なかなか気楽にといかない場合が多いと思います。
A.親睦を深めるといった意味ではなかなかいいアイデアだとは思いますが、残念ながら今回はそういった時間を用意していません。
 時間割を見ていただくとわかるかも思いますが,二泊三日あっても非常にハードなスケジュールですが設定を決定するのにかけられる時間は12時間しかありません。 21:00 以降の自由時間に自由に参加していただけるなにかを用意すればいいのかもしれませんね。
Q.地球側で使用しではならないテクノロジーのアウトラインを早めに示していただければよいのですが
A.現在確定していない科学技術は使用することができません。それ以上には特に制約はありません。
 例えば光速を越える宇宙船を考えるのは当然ながら禁止です。真空エネルギーやC場のエネルギーも禁止。
 明らかに誤っているとわかっている手法(超科学と呼ばれるようなもの)を用いることはできません。また核融合のように現在まだ安定して使用できていないものでも技術的に解決可能であると思われる場合には用いることに問題はありません。
 難しいのは正しいのかどうかはっきりしないものやその時代までに解決可能とは思えないもの、使ってしまうと便利になりすぎてしまう技術(例、マイクロマシン)などです。こういった場合に理論的には可能でも実現が難しいものなど意識的に制約した方がよりおもしろくなる場合もありますが、それは全体討論ので参加者のみなさんが決めることになります。
Q.参加人数や参加者の中での経験者と初心者との比率などが知りたい。
A.正確な比率はわかりませんがおおよそ半数以上の人が初めてのようです。
 また経験のある方もダイコンの簡易FCSやNIFTYの通信での企画だけの方も結構多いようです。日本ではまだ(通信でも企画もふくめて)4回しか行われていませんのでスタッフを含めてまだまだ全員初心者のようなものです。
Q.「COTI」とか「SETI」とか「simSETI」とか「CETI」って何のこと??
A
  ・ SETIとCETI
  CETI = COMMUNICATION WITH EXTRA TERRESTRIAL INTELLIGENCE = 地球外生命接触
  SETI = SERCH FOR EXTRA TERRESTRIAL INTELLIGENCE = 地球外生命探査

 これでおわかりのように両方とも同じ意味、つまり地球外知性との接触もしくは探査を目的とした行為の事です。オズマ計画のように電波望遠鏡で宇宙からの電波信号を広い始めたころの「セチ」ではCETIが使われていましたが現在ではSETIが主に使われているようです。電波天文学の進歩により“接触”よりも“探査”のほうが現実的という認識が一般的になったためかもしれません。

  ・COTI
  COTI : CULTURE OF THE IMAGINATION = 想像の文化

  COTIとは「構築」の略ですと言うのは大嘘ですが、異世界を「構築」する事をさすのは本当です。FCSにおける異世界構築つまりCOTIは、科学的蓋然性に基づいて未知の惑星環境を構築していきます。これこれの大きさの恒星からこれだけの大きさの惑星がこれだけ離れれば受け取る塙射熱量はこれこれになる。したがって惑星の表面温度は・・・、といった科学的推論に基づいて惑星環境を下から一つ一つ作り上げていくのがCOTIなのです。
 アメリカなどでは教育プログラムに一環として地球物理や生物学の専門家が参加して一つの世界を構築しています。
・simSETI
simはSimulationシミュレーションの略です。と、いうわけで、simSETIとは擬似SETI体験とでも言えばいいのでしょうか。
Q.宇宙人側は「地球人がやって来る」というのをちゃんと知ってるんでしょうか?
これは文明レベル云々の話ではなく、「アポイントメント」を取ってから接触するのかどうか、という意味ですが。
A.アポイントメントをとるという状況と必ずしも一致するとは言えないかも知れませんが、宇宙船を送り出す地球人側は少なくともそこに文明がたぶん存在するであろう事を知った上ですべてを計画します。どういう目的で、どのような手段で、宇宙人側の星を調べる事になったか、またどのような根拠から宇宙人側の星に(知的)生物がいることを知ったのか、を考えます。
 当然のことですが異星人は少なくとも“現在の我々よりも”高度な文明を構築している必要があります。
 そのうえで、異星側に予告の通信やプロープを送ったりするのかしないのかは、当日の企画の進行、地球側の設定しだいということになります。
Q.上記とも関連するのですが、いきなり地球人が押しかけたら「戦争」ということになったりしませんか。
A.狭い意味ではファーストコンタクトとは実際に生物と生物が接触できるぐらい最初に近づく事になりますが、広い貴味では探査を開始し、最初に異星生物を見つける事から実際に逢うまでというその過程を差す事になり、このコンベンションではその過程をシミュレートする事と、そのシミュレートに必要な設定を考える事を行います。
 なお、コンタクトは結局広い意味での外交を成立させてこそ成功となりますから戦闘が不幸にも生じた場合はそのコンタクトは失敗となります。
Q.遠方から参加なさる方が多いと思うんですが、名古屋の名物ってなんですか? すぐ思い浮かぶのはういろう、味噌カツ、えびせんべいとかですが、(味噌カツが土産になるだろうか)お勧めのお土産ってなんでしょう?
 どうぞ、うまいもん紹介してやってください。
A.名古屋のお土産といえば、まずあげられtるものはういろうときしめんでしょう。また、すでに思い付くものとしてあげられてはいますが、海老せんべいはお勧めです。
 あとは、味噂煮込みうどんもお待ち帰りができる形で売っていますので、これもお勧めですが、職場へのお土産としては不適当でしょう。
 ういろうも最近は1ロタイプのものも販売されていますし、きしめんパイなんていうものもあります。 受けるのはキオスクでも売ってる「カエル饅頭」です。中には酸味のある餡が入っていて、けっこうおいしい。外見は名前のとおりカエル型をしています。一個が大きいので職場には向かないかな。ないろもおいしいです。
 家への土産ならエビてんぷらの入った「てんむす」がお薦めです。とってもおいしいのですが、日持ちしないのが欠点。
 お金があれば、名古屋コーチンを買いましょう。確かにそんじょそこらの鶏とはちゃいまっせ。とりなべにしても、とり雑炊にしてもとにかくおいしい。次に、コアラサブレ、東京で売ってるハトサブレのコアラ版。これも受けた。
 後は,名古屋じゃないけど、近く伊勢の土産でその名も高い「赤福餅」というのがあります。浜松名物に「ウナギパイ」、「スッポンサブレ」なんかもあります。それぞれ、夜のお菓子や朝のお菓子というサブタイトルがついていて、笑いをとれます。

 地球人がもし帰れる設定ならば(もしくはさらに他の星へ行くことも考えられるなあ)ぜひこういった土産を用意する異星人で有って欲しいと望むので有った。
Q.1号の説明では、地球人側には「コンタクトチーム分科会」があって、ここが実際のコンタクトを行うとあるのですが、では異星人側の地球人を迎えることをするのはどの分科会になるのでしょうか。
A.結論をもうしますとコンタクト分科会は異星人とのコンタクト代表団とイコールではありません。コンタクト分科会の仕事。それはコンタクトを実際に行うに当たってのシミュレーションといいますか段取りの設計です。
 そんな訳で地球人側のみなさんは実際のコンタクトでコンタクトチームに選ばれる可能性は平等にあるのです。
 異星人側も同様で、全分科会から、というより、分科会に関りなく選抜される可能性があります。
 また、異星人側でコンタクトチームの編成などのコンタクト準備を担当するのは今回は社会的側面分科会の仕事となりそうです。
Q.実は、以前から疑問だったのが、「分科会に別れて同時進行するFCSの設定のしかた」なのです。生物設定もろくに済まないうちに−寿命やら、生殖やら、食性やらが分からないうちに−文化設定を始められるのでしょうか?
どうか、設定の手順を敢えてください。
A.いままでの経験からいたしますと、いきなり最初から分科会に分かれることはありません。異星人側の例でみてみましょう

まず最初に全体で異星人について寿命やら、生殖やら、食性やらといったアウトラインを決めます。この全体のアウトラインが異星人側の共通のコンセンサスとなってから次の段階として大きな分類として文化面を考える人たちと、生物学的側面を詰める人たちに分かれます。
ここである程度の共通の認識ができた段階でいよいよ詳細な分科会に分かれそれぞれが担当する設定の検討にかかります。
分科会はそれぞれ担当の設定を検討するわけですが、同じ星の同じ生物を扱うわけですから分科会相互の情報交換は必要です。例えば経済分科会としては異星人の労働人口から経済規模を割り出したいので生物学分科会に異星人の寿命とか生殖可能年齢や出産数などを問い合わせなければならないとします。生物分科会はこれらの情報を経済分科会に渡す わけですが、これらのデーターによっては経済関連の設定が大きな影響を受ける可能性があり、経済的設定の必要から生物学的設定に変更をもとめなければならない場合も生じるでしょう。この点に分科会相互の話し合い・設定のすりよせの必要があるわけです。
こうした設定とすりあわせを繰り返しながら分科会相互、つまり異星人設定に自己矛盾が無くなっていくのです。大きな流れはこのようなものだとお考え下さい。


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