CONTACT Japan

Proceedings of CONTACT Japan 1 Vol.2
「CONTACT Japanとは」

 90年にアメリカで始まった「CONTACT」企画を大迫公成氏が日本に紹介し、また同氏が日本代表としてアメリカ側と契約を結んだことによって日本側の非営利団体の基盤として「CONTACT Japan」が誕生した。この時点から現在までは同氏が代表で、その他の人は完全なボランティアであることに留意されたい。
 91年にi-con(日本SF大会 金沢)で初めて「FCS(ファーストコンタクトシミュレーション)」を行ったことを皮切りにCONTACT Japanの活動が開始され、以来現在までにFCSやCOTIの実施活動を続けて来た。そして今年ついに「CONTACT Japan 1」大会の開催を向かえるのを契機として代表のみの活動からより効果的な組織を発足させ、その活動を進めることとなった。
  CONTACT Japanの現在までの活動としては、前述のi-conで初めてFCSを紹介してから、翌年のSF大会「ハマコン」では8時間に及ぶFCSを開催し、その支持者を増やして来た。昨年のSF大会「ダイコン6」は短時間の簡易FCSではあったが、その分2週間あとの世界SF大会(ConFrancisco)では、本場アメリカの組織CONTACTと合同企画に挑戦した。通信上で作り上げた異星人同士のFCSを展開してアメリカのCONTACT参加者を驚かせた。
 現在も通信ネットワーク(ニフティサーブSFフォーラム)で新しいCOTI(想像の文化=異世界創造プロジェクト)が展開されている。またアメ1)カのCONTACTの第10回及び11回大会には日本からも参加した。現在代表は主にパソコン通信を利用して進んでいるCOTI Mundiにも参加している。
 CONTACT Japanは、CONTACT(アメリカの団体の正式名杵)との契約のもとに非営利的な学術団体として、これからさらなる活動を展開して行く。活動としては、今まで同様「CONTACT Japan」大会の開催、通信ネットワーク上でのFCS支援と通信を利用した企画実施、印刷物の刊行などによる日本国内での活動普及やアメリカそして他の国との情報交換など、様々にその活動半径を広げて行きたい。

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